名高 達男さんと対談しました。
対談の一部をご紹介します。
名高 まずは、伊澤社長のこれまでの歩みから教えていただけますか?
伊澤 私は老舗和菓子店の娘として生まれ、父の病気を機に経営に携わることになりました。しかし、中小企業の舵取りの難しさを実感し不動産業への転換を決断したんです。その後東京ガスグループに就職し、管理職として経理、財務、人事、クレーム処理、営業社員の粗利計算の仕組みの構築による育成などあらゆる業務をこなしつつ、経営力を身に付けるため中小企業診断士の資格を取得しました。そして、中小企業で働く方のお役に立ちたいと考え、2021年1月に当社を創業したのです。現在は企業様の発展を目標に経営強化のための提案や、補助金関連の相談など幅広く対応しています。
名高 ぜひ、中小企業診断士としての社長のポリシーや強みを教えてください。
伊澤 資格を取るために予備校で勉強していたとき、私が気になったのは中小企業診断士を目指す人が大企業にお勤めの方ばかりという現実。しかし、私は家業や勤務先で中小企業の経営の苦労を実感してきました。机上の空論ではなく、長年の経験に基づいたサービスをご提供できる点が私の強みだと思います。
名高 中小企業と一口に言っても職種や問題点はさまざまですよね。社長はどのように分析していくのでしょうか?
伊澤 私が大事にしているのは、孤独になりがちな経営者様に心を開いていただき、経営者様の魅力を従業員の方々に正しく発信することです。というのも、中小企業の改革で何よりも大切なのは、周囲の方を巻き込むこと。ですから私は従業員の皆さんにもヒアリングを徹底しているんです。そうすることで、経営者様と従業員の方々の考え方のギャップを埋め、働くことのモチベーションを上げることができます。そうした地道なサポートを続け、企業の成長につなげていくように心がけているんですよ。
名高 なるほど。中小企業診断士というと経営者の支援という印象を受けますが、社長は従業員の方々を含めた全員の未来を考えていらっしゃるんですね。
伊澤 はい。「この会社が良くなれば結婚できる。住宅ローンも組める」という明るい未来が想像できなければ、従業員の方々も懸命に働こうという気持ちが湧きませんよね。だからこそ私は経営者様の理想を現実にし、従業員のモチベーションも高め、すべてがうまく噛み合う仕組みづくりに取り組んでいるんです。
名高 社長の情熱的なご活動をぜひ、多くの方に知っていただきたいですね。
伊澤 ありがとうございます。日本の会社の99%を占める中小企業を元気にするためにも、まだまだ浸透していない中小企業診断士の存在を知っていただきたいと思っています。私自身も、企業様の眠っている資源を掘り起こすなどさらなる成長を促し、みなさんと共に喜びを分かち合いたいですね。
GUEST COMMENT
名高 達男
コロナ禍で苦境に立つ中小企業が多い中で、伊澤社長はご自身の経験と中小企業診断士としての知識・技術で手を差し伸べてくださる、頼もしいコンサルタントでした。机上の空論ではなく本物のアドバイスをしてくださる社長には、ぜひとも1社でも多くの企業をサポートしていただきたいですね!